コハリトりみっと
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少々極論かもわかりません。
無論私にも子どもは殴って育てるものではないという認識がありますが、先生が問題児相手にえんえんと諭しているという教育の現場を見て、それで伝わるのか、という疑問を感じたのです。
言葉で言うこと聞けるのは、言葉で理解できるからであって、
「先生に向かって”うっせーなバカ”と言ってはいけません」
「鉛筆でおともだちを刺すのはいけません」
「おともだちを齧ってはいけません」
「おともだちを殴ったり蹴ったり引っかいたり抓ったりしてはいけません」
「おともだちに砂をかけてはいけません」
「おともだちを道路(車道側)に突き飛ばしてはいけません」
って口で言っても、いけない行動とその理由を、その子が言葉で論理的に理解しなくちゃ伝わらないわけで。
もしうちの子がそんなことやらかしたら遠慮なく引っぱたいてください、て私は本気で思うんですが、なんで先生は「言葉で」えんえんと語るんだろう。伝わってないのに。
あーほらほら、先生が厳しい声色で諭してるその目の前で、机の上に上体を突っ伏したりしてますよ?聞く気ゼロですよ。
学校で先生が指導することか?と思うなかれ。
こんなん、お父さんお母さんにばちこーん!とやられる家庭での躾のレベルでしょう(もちろんその子が特別な支援を必要とするかどうかを判断すべき場合もあります)が、実際こんな状況がクラスで起きています。
上記のいけませんシリーズはどれも本との話。上の子のクラスも問題ですが、下の子のクラスも相当アレ。全校集会で児童を体育館に体育座りをさせたら寝転んじゃったりする有様。つーか、そもそも校長の話くらい、立って聞け!
参観してたらそんなのがクラスに三人ほどいるんですが、自分子ども時代も昔っからこんなの必ずクラスにいたし、三人くらいなら大したこと無いかもと思っても、40人定員で30人なんで、問題児が一割と思うと、あ、やばい、という気分になるから不思議。そんな少子化クラスの不思議トリック。
暴力はいけません、とさんざん聞かされるんですが、
悪ノリして調子づいた子どもの心を、ハッとさせ瞬間的に一度リセットするには、有無を言わさず一発ぶん殴るのが最も効果的だと思うんですが。
自分が子どもの時は、先生に殴られたショックでテンパッタのか却って冷静になったのか、とにかくハッとしたそんな空白の瞬間にガッツリ叱り飛ばされた言葉はすんごく身に染みたけどな。
私は親に甘やかされて育ち叱られることもほとんど無く、まして家庭でぶたれることも無かったんだけど(アムロのようだ)、一度だけ父親に裸足のままで玄関からつまみ出された事があって、それはすごく身に染みて反省した(確か祖母にバカとかそんな暴言を吐いたんだった、なんて口の利き方をするんだ、と)。
それにしても、「体罰はだめ」ってあんまり多く聞くんで、小学校時代には「悪さしたら棒や手で殴られるのが当然」な体罰で育った私としては???。私の子供の頃は先生に怒られるのは相〜当〜怖かったけど、怒られて殴られるのはそりゃ自分が悪いわと思ったし、先生自体は好きだった。
それで、
なんで体罰だめなんだろと調べたら、体罰がダメというのは、法律でアウトと書いてあるから。それだけ。そういう事だった。つまり、体罰がダメなのは教育問題ではなく、法律問題。
体罰じゃない懲戒……?バケツ持って廊下に立ってろとか?それも体罰に入りますか。教室からつまみ出すとか?空気椅子で授業を受……あ、空気椅子は体罰に入るのか。グラウンド100周とか?殴打じゃないけどこれも体罰?給食抜きとかは別な意味でさらにアウトになりそうだ。体罰じゃない懲戒の具体例は調べる必要がありそうです。
まーあれだよな、学校を運営する側としては、教師に法律違反させるわけにいかないわな。法律で禁止されてるんだから。法律遵守は組織運営の基本だかんな。となると、親が教師に「悪さしたら殴ってくれ」と要求するのも不当といえば不当。
学校は勉強と社会生活の基礎を学ぶところですが、でもこうして子どもの行動に問題があり、教師にその指導に限界が決められている(体罰ダメ)のなら、その部分の責任は、当然家庭の側にある。
家庭の躾の問題なんだけど、やっちゃいけないことを家庭で教えられていないからこそ子どもが社会生活的に齟齬をきたすわけで、特に小学生の場合、問題を起そうとして起してるわけでもない。往々にしてその親御さんは相談に家庭を訪れようとする先生をストーカー呼ばわりしてみたり、な。だから問題児とされるのは子どもの責任じゃない、知らないんだもん仕方ない。親や生活環境は選べないし、どんな親でも親は親だしな。こういう子どもは地域社会でフォローするしかない。
叩かないといけないような行動を子どもがしている場合、その責任を親が取るというのは当然で、確かに親はその子特定個人の親であるけど、地域社会的な意味合いでの子どもの親でもあるわけで、ぶっちゃけ他所の子に鉄拳制裁でも構わん。
……BB弾で女の子撃った男子をぶん殴り、公園で幼稚園児をいじめた男子をぶん殴って首根っこ捕まえて砂場にぶち込んだこともあるんだけど、「こんなことしてやっべ親御さんに怒鳴り込まれたり訴訟されたらどうしよう」と一瞬頭が過ぎるんですが、大人がどんだけ本気で叱るかは子供にはミエミエなので手加減は出来んというのが実際の私の感覚……。
他所の子をぶつのは度胸要る。以後その子らが頻繁にうちに寄り付くようになったのを思えば結果オーライ、私にはキッチリ挨拶してくるし、おやつ食べに来るし学校の話もふつーに聞かせてくれるし、で、他所のお母さん方がキーキー言うような悪ガキぶりじゃぁ全然ないんだけど……今回傷害沙汰起したのもその子なんだよなぁ(先生を殴った)……せつない。なんか理由あんじゃないのかとも思うんだけど最近顔見てないので聞けてない。今のとこ報復も訴訟も放火もされず子どもも無事なんで強気なことを言えるだけかもしれません。
学校の先生は暴力はいけませんと言うけれど、殴ったり殴られたりした経験がないと、それがどんな衝撃をもたらすか(物理的精神的に)、わかりっこないじゃないか。そもそもそんな経験を積む事自体が「暴力は暴力を生む」的なスパイラルの温床になるからだめです、ってことになるのか。そんな経験は不要か。
暴力をふるわれた子どもは暴力をふるいます、で正解なのか。
私は、世界がみな、暴力たるものを知ってるからこそ、たとえば、ガンジーの非暴力はどれほど人の心を動かしたことだろうかと想像する。
私が「必要があればぶん殴って来い」と言うんで、子どものほうが「いや〜さすがにそれはできないよママ」って言うんだけど、必要、の判断は自分で考えて欲しいし、必要だと思って殴ったんなら、そこに理由があるなら私は納得する。先方の親御さんトコに一緒に行って謝ったり、一戦交えることも厭わない。
ぶん殴りたいときはどうしたらいいですか。
そこを堪えるのが大人ですか。
拳で語ることはこの世には存在しないですか。
暴力はいつ如何なるときでもいけませんか。
親に殴られるのは暴力で虐待ですか?子どもを虐待死させた凄惨なニュースに胸を痛めますが、私の行為はそこにつながりますか?子どもの将来、さらにまたその子どもへの将来へ負のスパイラルが引き継がれてゆくものなのですか?
私にはわからない。
これは誤解が生じる言い方かもしれませんが、
元来、子どもはずるくて、話してきかせようとしても、その前提として絶対的な力関係がないと聞き入れません。大人の揚足を取ったり矛盾を突いたりするのが面白いんです。発達段階にあるからそれは当然です。
恐怖支配とか暴力支配とかの意味ではなく、こいつに逆らったら自分困る!という社会的な生き物としての力関係、こちらの振る舞いが相手の身を思ってのものであることや、やらかした所業がどんだけ悪いか、咄嗟に叩き込むには拳で叩き込むのが一番威力がある。
ちなみに、仕事柄コーチングのスキルを私は身に付けていますが、仕事やスポーツといった目的のある職場や少年団での対応や指導ならともかく、近所の悪ガキを制するのは、やはり咄嗟の一撃、自分の拳が一番適切であるというのが実感です。
傲慢でしょうか。
家庭と学校の責任分担がなされていないと、学校は問題ある家庭に振り回され、それは一方できちんと協力してる家庭に対しての責任が果たされなくなるという危険性がある。
一部の問題児が騒ぐ所為で授業が妨害されたり、授業時間をつぶして学活な話し合いになったりするのが多いんだけど、まともにちゃんとやってる子どもは、学校で勉強する権利を奪われることになる。そんなの、不当じゃないか。
子どもは親がぶんなぐることにする。
だって、学校の先生にはそれはできないことだから。
親が学校運営に協力するのは当然。
学校の先生にできないことは我々親がやります。
とゆーことで、自分の子もおともだちも含め、地域の子どもが悪さしたら殴ります、任せてください!
……あってはならない宣言ですかね。
無論私にも子どもは殴って育てるものではないという認識がありますが、先生が問題児相手にえんえんと諭しているという教育の現場を見て、それで伝わるのか、という疑問を感じたのです。
言葉で言うこと聞けるのは、言葉で理解できるからであって、
「先生に向かって”うっせーなバカ”と言ってはいけません」
「鉛筆でおともだちを刺すのはいけません」
「おともだちを齧ってはいけません」
「おともだちを殴ったり蹴ったり引っかいたり抓ったりしてはいけません」
「おともだちに砂をかけてはいけません」
「おともだちを道路(車道側)に突き飛ばしてはいけません」
って口で言っても、いけない行動とその理由を、その子が言葉で論理的に理解しなくちゃ伝わらないわけで。
もしうちの子がそんなことやらかしたら遠慮なく引っぱたいてください、て私は本気で思うんですが、なんで先生は「言葉で」えんえんと語るんだろう。伝わってないのに。
あーほらほら、先生が厳しい声色で諭してるその目の前で、机の上に上体を突っ伏したりしてますよ?聞く気ゼロですよ。
学校で先生が指導することか?と思うなかれ。
こんなん、お父さんお母さんにばちこーん!とやられる家庭での躾のレベルでしょう(もちろんその子が特別な支援を必要とするかどうかを判断すべき場合もあります)が、実際こんな状況がクラスで起きています。
上記のいけませんシリーズはどれも本との話。上の子のクラスも問題ですが、下の子のクラスも相当アレ。全校集会で児童を体育館に体育座りをさせたら寝転んじゃったりする有様。つーか、そもそも校長の話くらい、立って聞け!
参観してたらそんなのがクラスに三人ほどいるんですが、自分子ども時代も昔っからこんなの必ずクラスにいたし、三人くらいなら大したこと無いかもと思っても、40人定員で30人なんで、問題児が一割と思うと、あ、やばい、という気分になるから不思議。そんな少子化クラスの不思議トリック。
暴力はいけません、とさんざん聞かされるんですが、
悪ノリして調子づいた子どもの心を、ハッとさせ瞬間的に一度リセットするには、有無を言わさず一発ぶん殴るのが最も効果的だと思うんですが。
自分が子どもの時は、先生に殴られたショックでテンパッタのか却って冷静になったのか、とにかくハッとしたそんな空白の瞬間にガッツリ叱り飛ばされた言葉はすんごく身に染みたけどな。
私は親に甘やかされて育ち叱られることもほとんど無く、まして家庭でぶたれることも無かったんだけど(アムロのようだ)、一度だけ父親に裸足のままで玄関からつまみ出された事があって、それはすごく身に染みて反省した(確か祖母にバカとかそんな暴言を吐いたんだった、なんて口の利き方をするんだ、と)。
それにしても、「体罰はだめ」ってあんまり多く聞くんで、小学校時代には「悪さしたら棒や手で殴られるのが当然」な体罰で育った私としては???。私の子供の頃は先生に怒られるのは相〜当〜怖かったけど、怒られて殴られるのはそりゃ自分が悪いわと思ったし、先生自体は好きだった。
それで、
なんで体罰だめなんだろと調べたら、体罰がダメというのは、法律でアウトと書いてあるから。それだけ。そういう事だった。つまり、体罰がダメなのは教育問題ではなく、法律問題。
学校教育法
第11条 校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒及び学生に懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない。
体罰じゃない懲戒……?バケツ持って廊下に立ってろとか?それも体罰に入りますか。教室からつまみ出すとか?空気椅子で授業を受……あ、空気椅子は体罰に入るのか。グラウンド100周とか?殴打じゃないけどこれも体罰?給食抜きとかは別な意味でさらにアウトになりそうだ。体罰じゃない懲戒の具体例は調べる必要がありそうです。
まーあれだよな、学校を運営する側としては、教師に法律違反させるわけにいかないわな。法律で禁止されてるんだから。法律遵守は組織運営の基本だかんな。となると、親が教師に「悪さしたら殴ってくれ」と要求するのも不当といえば不当。
学校は勉強と社会生活の基礎を学ぶところですが、でもこうして子どもの行動に問題があり、教師にその指導に限界が決められている(体罰ダメ)のなら、その部分の責任は、当然家庭の側にある。
家庭の躾の問題なんだけど、やっちゃいけないことを家庭で教えられていないからこそ子どもが社会生活的に齟齬をきたすわけで、特に小学生の場合、問題を起そうとして起してるわけでもない。往々にしてその親御さんは相談に家庭を訪れようとする先生をストーカー呼ばわりしてみたり、な。だから問題児とされるのは子どもの責任じゃない、知らないんだもん仕方ない。親や生活環境は選べないし、どんな親でも親は親だしな。こういう子どもは地域社会でフォローするしかない。
叩かないといけないような行動を子どもがしている場合、その責任を親が取るというのは当然で、確かに親はその子特定個人の親であるけど、地域社会的な意味合いでの子どもの親でもあるわけで、ぶっちゃけ他所の子に鉄拳制裁でも構わん。
……BB弾で女の子撃った男子をぶん殴り、公園で幼稚園児をいじめた男子をぶん殴って首根っこ捕まえて砂場にぶち込んだこともあるんだけど、「こんなことしてやっべ親御さんに怒鳴り込まれたり訴訟されたらどうしよう」と一瞬頭が過ぎるんですが、大人がどんだけ本気で叱るかは子供にはミエミエなので手加減は出来んというのが実際の私の感覚……。
他所の子をぶつのは度胸要る。以後その子らが頻繁にうちに寄り付くようになったのを思えば結果オーライ、私にはキッチリ挨拶してくるし、おやつ食べに来るし学校の話もふつーに聞かせてくれるし、で、他所のお母さん方がキーキー言うような悪ガキぶりじゃぁ全然ないんだけど……今回傷害沙汰起したのもその子なんだよなぁ(先生を殴った)……せつない。なんか理由あんじゃないのかとも思うんだけど最近顔見てないので聞けてない。今のとこ報復も訴訟も放火もされず子どもも無事なんで強気なことを言えるだけかもしれません。
学校の先生は暴力はいけませんと言うけれど、殴ったり殴られたりした経験がないと、それがどんな衝撃をもたらすか(物理的精神的に)、わかりっこないじゃないか。そもそもそんな経験を積む事自体が「暴力は暴力を生む」的なスパイラルの温床になるからだめです、ってことになるのか。そんな経験は不要か。
暴力をふるわれた子どもは暴力をふるいます、で正解なのか。
私は、世界がみな、暴力たるものを知ってるからこそ、たとえば、ガンジーの非暴力はどれほど人の心を動かしたことだろうかと想像する。
私が「必要があればぶん殴って来い」と言うんで、子どものほうが「いや〜さすがにそれはできないよママ」って言うんだけど、必要、の判断は自分で考えて欲しいし、必要だと思って殴ったんなら、そこに理由があるなら私は納得する。先方の親御さんトコに一緒に行って謝ったり、一戦交えることも厭わない。
ぶん殴りたいときはどうしたらいいですか。
そこを堪えるのが大人ですか。
拳で語ることはこの世には存在しないですか。
暴力はいつ如何なるときでもいけませんか。
親に殴られるのは暴力で虐待ですか?子どもを虐待死させた凄惨なニュースに胸を痛めますが、私の行為はそこにつながりますか?子どもの将来、さらにまたその子どもへの将来へ負のスパイラルが引き継がれてゆくものなのですか?
私にはわからない。
これは誤解が生じる言い方かもしれませんが、
元来、子どもはずるくて、話してきかせようとしても、その前提として絶対的な力関係がないと聞き入れません。大人の揚足を取ったり矛盾を突いたりするのが面白いんです。発達段階にあるからそれは当然です。
恐怖支配とか暴力支配とかの意味ではなく、こいつに逆らったら自分困る!という社会的な生き物としての力関係、こちらの振る舞いが相手の身を思ってのものであることや、やらかした所業がどんだけ悪いか、咄嗟に叩き込むには拳で叩き込むのが一番威力がある。
ちなみに、仕事柄コーチングのスキルを私は身に付けていますが、仕事やスポーツといった目的のある職場や少年団での対応や指導ならともかく、近所の悪ガキを制するのは、やはり咄嗟の一撃、自分の拳が一番適切であるというのが実感です。
傲慢でしょうか。
家庭と学校の責任分担がなされていないと、学校は問題ある家庭に振り回され、それは一方できちんと協力してる家庭に対しての責任が果たされなくなるという危険性がある。
一部の問題児が騒ぐ所為で授業が妨害されたり、授業時間をつぶして学活な話し合いになったりするのが多いんだけど、まともにちゃんとやってる子どもは、学校で勉強する権利を奪われることになる。そんなの、不当じゃないか。
子どもは親がぶんなぐることにする。
だって、学校の先生にはそれはできないことだから。
親が学校運営に協力するのは当然。
学校の先生にできないことは我々親がやります。
とゆーことで、自分の子もおともだちも含め、地域の子どもが悪さしたら殴ります、任せてください!
……あってはならない宣言ですかね。
先だっての日曜は運動会。天気は曇りのち雨で、残念ながら午後は傘をさしながらの観戦。北海道の小学校の運動会はいつもこの季節なのですが、5月下旬から6月初めにかけての北海道は、暖かくなったと思ったら急に冷え込むという独特の気候でありまして、だからもう半月ほど後ろに予定すればいいのにと毎年思うんだけれどもやっぱし昔からこの時期なようです。なっとくいかね。
運動会のための買出しや弁当の仕込みや場所取りやらなんやらの一連の作業の合間を縫って、久しぶりに深夜作業でがんばって「タトゥー……」を更新してみました。2話です。もうちょっといけそうな気がしましたが、疲れたので休憩。毎度ながら結構な文字数、話数も前からですが着実に伸びてまして嘆息です。3桁になったらもう読む気がせんわ。一見さんにとっての敷居がどんどこ高くなりゆくのが見えますが、まあなにはともあれギャランと周子が大絶賛大暴れ中です。ああゆうシーンは書いていてすごく楽しいですが、率直に言いますと、実際ギャランなんか横蹴りにしたら脛骨が折れると思います、そんなわけで周子の骨がナゾです。
暴力的なことを書いておいてあれなんですが、小学校が荒れてる、荒れてるっていうよりかは一部の児童の親御さんが既にあれなのか、日頃から暴力行為が多発、傷害事件な流れで全校児童の親御さんに召集かかってその後授業参観だったんだけど、うちの子のクラスにもどもならんのがいるんですわ。
センセの言葉尻をつかまえてことごとく反発するという男の子ならではといった感じの悪ノリなんだろうと思うんだが、そのうるささはもはや授業妨害、ああ、こりゃうちの子も「うるさくて困る」っていうのも分かるわ、と。
まぁそんなこんなでしばらく授業中のクラスの様子を見てたんですが、
やっべー……
あいつ、ぶん殴りてぇ。
暴力はいけません、みたいな話をしてるセンセの前でまじリアルにそんなことを思ったんだけど、こうるさいガキを一発ごちんとぶん殴りたいと思うのはそんなに悪いことかね。
運動会のための買出しや弁当の仕込みや場所取りやらなんやらの一連の作業の合間を縫って、久しぶりに深夜作業でがんばって「タトゥー……」を更新してみました。2話です。もうちょっといけそうな気がしましたが、疲れたので休憩。毎度ながら結構な文字数、話数も前からですが着実に伸びてまして嘆息です。3桁になったらもう読む気がせんわ。一見さんにとっての敷居がどんどこ高くなりゆくのが見えますが、まあなにはともあれギャランと周子が大絶賛大暴れ中です。ああゆうシーンは書いていてすごく楽しいですが、率直に言いますと、実際ギャランなんか横蹴りにしたら脛骨が折れると思います、そんなわけで周子の骨がナゾです。
暴力的なことを書いておいてあれなんですが、小学校が荒れてる、荒れてるっていうよりかは一部の児童の親御さんが既にあれなのか、日頃から暴力行為が多発、傷害事件な流れで全校児童の親御さんに召集かかってその後授業参観だったんだけど、うちの子のクラスにもどもならんのがいるんですわ。
センセの言葉尻をつかまえてことごとく反発するという男の子ならではといった感じの悪ノリなんだろうと思うんだが、そのうるささはもはや授業妨害、ああ、こりゃうちの子も「うるさくて困る」っていうのも分かるわ、と。
まぁそんなこんなでしばらく授業中のクラスの様子を見てたんですが、
やっべー……
あいつ、ぶん殴りてぇ。
暴力はいけません、みたいな話をしてるセンセの前でまじリアルにそんなことを思ったんだけど、こうるさいガキを一発ごちんとぶん殴りたいと思うのはそんなに悪いことかね。
「ハイ!」
突然背後から掛かった明るい声に、思わず飛び上がって振り返ったギャランは、どういうわけかそこに周子が立っているのを見た。
それこそ幻覚かと思ったが。
大慌てでまわりを見回すなり、飛びつくようにして応接テーブルの上の煙草の灰をずざーっと腕で払った、そして摘み上げた吸殻を窓から勢い良く放り投げる。
「? なにやってんのよ、ギャラン?」
「ななななんでもない!」
ギャランはばばっ、と窓を背に周子に叫んだ。
「あやしくないぞ! おれは浮気だってしてねぇしっ? おおおおおまおまおまえに疑われることなんざ何一つしてねぇぞ、なななんだよ突然ひょっこり現われやがって、ししし心臓に悪い」
「……噛みまくってるよ、ギャラン」
声のトーンも裏返ってる、と言って顰められた黒目は、訝しむその瞬間、まるで黒曜石のナイフのように鋭くなった。
熾烈な追及がなされるかと思うなりギャランはどっと冷や汗が噴き出すのを感じた。まさにすれ違い、あとほんの少しどちらかが遅かったり早かったりしたら遭遇していたはずだ、ていうかあいつは一体なんだったんだ? シュルツの意図を測ろうとしたが、却って頭の中が混乱した。
だが一拍置いてから、まあいいや、とあっさり追及を止めた周子の様子はむしろ軽薄で。
唐突な肩透かしでもくらったような気分、ギャランは空気を読まぬそんな周子を見て、ああ、やっぱり似ている、と思った。
―――似てる、って……
予感が確信に変わる瞬間が、これほどぞっとするものだとは、思ったことはなかった。
「……ギャラン? なんだかすんごく顔色悪いけど、大丈夫?」
「え?」
大丈夫? ともう一度聞いて来る。小首を傾げ、下から顔を覗き込んでくるその黒目の愛らしさは尋常ではなかった、ほんの少しの間会わずにいただけで、愛しさ倍増に見えるのは何かの罠だろうかと真剣に疑う。
「だ、だいじょうぶもなにも」
思わず周子の頭を撫でた。こしのある黒髪が指の間をしなやかに通る感触をしみじみ堪能して。
「お前こそなんでこんなところにいやがる」
「ルシウスがテレポ石をくれた。一足先に帰ってきちゃった。馬車で一日半だなんて、行きだけでもう十分、飽きたよーぅ、うんざり。つまりあんたに会いたかったのよ」
ギャランは、その黒目の不安定な揺れ具合を見、ああ、とようやく気が付いた。同時に何かものすごく残念な気持ちになった。
改めて周子の顔を覗き込む。
「どうしたんだ。タトゥーの所為か。あの後また何かあったのか。魔力をえらく使いすぎたんだろ、残念だがお前がその口でおれに会いたいなんて、そうそう言うはずが無ぇ。……んな可愛い顔しやがっ……う? ぇえ!?」
周子の手が伸びる、首っ玉をぎゅっと抱きしめられた、と思ったら、唇が触れた。
「……ちょっ、周……」
「好き」
―――好きぃ!?
周子の唇が角度を変えてもう一度、ふわっと唇を重ねてくる。柔らかな感触と濡れた質感、唇から首筋へぞくぞくっと鳥肌立つような感覚が鮮明に疾る、甘い嘆息、重ねた唇から周子の小動物のような舌がやわらかく絡んで……
「ちょっ、ちょっと……周子、んんぅ」
ぷはっ、と強引に唇を外したが、二人の軸がぶれた拍子にそのまま床の上に押し倒された。腰の上には馬乗りになった周子。鼠を捕まえた猫のような、らんらんと輝く黒瞳。好奇心旺盛な、満面の笑み。
「しよ」
「しようって、いや待て何をやらかしてきたんだ、お前がそんな風になるってこたロクでもねぇに違いな……あっ、ちょっ、周……こ、こぉらっ嫁入り前の娘さんがソンなトコを咥えてはいけません!」
しょうがねぇな! と嬉しそうに唸ってギャランはガバリと身を起こすと、周子を下に組み敷こうとしたが。
「いたっ、いたたたたたた痛いって!」
周子がたちまち悲鳴を上げた。
「ちょちょっと待ったいまいますぐ外してや……」
ズボンの金具に引っ掛かった周子の黒髪を手繰るギャランの言葉はむしろすすり泣きに近い熱い嘆息、だがその突然の痛みは周子を正気に返らせるのに十分だった。
「い、いまとれるから咥えてて」
「へっ?」
肩を震わせるようにして吐いた溜め息まじりのギャランの甘い声、絡まった髪をそのままひと房引っぱられるようにして近づけられたソレに、周子はたちまち真っ赤になると、
「ちょ……な、なにさせんのよ! バカッ!」
ギャランの頬に渾身の張り手を一発見舞った。
髪のちぎれる嫌な音と共に奇妙な悲鳴を上げてギャランを突き飛ばした周子。
「……私、今あんたに何した?」
「な、なにってそら……」
イーイことだろが、と答えたギャランは、周子の目線が改めて下方向に落ちるのを見、その瞬間、周子の黒瞳が困惑から憤りに塗り替えられるのを見た。
「今の、忘れて!」
そう叫ぶなり、周子は頭を抱え床に額を打ちつけた。
「……よくも嵌めたな、嫌がらせだ、絶対きっと嫌がらせだ、ルシウスの野郎今度会ったらまじでぶっ殺す」
目を三角にして嫌悪を露わに周子は肩を怒らせた。
―――こえぇ、
「いや待て」
ギャランはそう言って真顔になった。
首を捻る。
「なぁ今……おれは何か今、すげぇいいタイミングつーか非常に貴重な機会を逃した気がする、お前に迫られるだなんてそうそうな……」
「うっさいわ、ボケ!」
罵声と共に周子のサンダルが片方飛んできた。憤怒の表情でこちらを睨んでくるその険しさは、さっきまでの可愛らしさとはまるで別人、むしろこれこそ別人だと思いたい。
「今度やったら殺す!」
「! やったのはお前じゃん!」
そりゃあんまりだ、ギャランが思わず即座に言い返すなり、
ビュッ、とギャランの眉間ど真ん中目掛け、周子の握っていた赤い魔石が飛んできた。咄嗟に避けた己の背後で、石が壁にめり込む鈍い音が響いた。
―――死ぬ、当たれば死ぬ、死ねる、間違いなく死んでた。
さあっと、血の気の引く音というものをギャランは自分の耳ではっきり聞いた。
―――ああ、だがしかし。
―――これは、これで、おれの、おれの周子だ……
こんな瞬間瞬間にも、その存在の強さを愛しく思うのは何だろう、知れず溜息が漏れた。
さっさとパンツ穿きやがれこのエロ国王、周子の喚くそんな罵倒だっていとおしく思えもするから重症だ、うんうんと一人うなずきながら、ギャランはズボンを上げなおすと、
「とととととにかく、具合は大丈夫なのか? お前がそんなになるってこた、……何かやらかしてきたんだろが?」
まあ座れや、とギャランは周子を床から引き起こしてソファに下ろした。
水を一杯グラスに汲んでやると、ぐふう、と獣のような喉音を立てて飲み干して、そうしてようやく周子は怒気を収めたらしかった。
「もうとにかく疲れてて」
はあっ、と大きく息をつく。
「でこのザマ様か?」
ギャランが隣に腰を下ろすと、周子はじろりと一瞥、眼差しで肯定。
「タトゥーの所為よ、責任取りなさいよ」
「お、おうよ」
ギャランはそう答え。
沈黙。
情報と感情の伝達に時間が掛かった。ギャランはしばらくの間、そのまま固まったように沈黙していたが、やがて急にソファから立ち上がった。
「お、おまおまおまおまおまえ、いいこと言った、いまなんかすんげーいいこと言った、聞いたぞ、おれは聞いたぞ、ハートにずっきゅーん! と! 責任ならもういくらでもなんぼでもとる責任万歳!」
そう叫んで周子を抱きしめるなり、
「ああ、好きだー周子」
にゃうー、とたちまち猫のようになって周子の胸元に金髪をなすりつけた。
「やっぱおれに抱かれにきたのだな」
「死にたいのッ!?」
眉を吊り上げる周子。すぐさまその肘がギャランの眉間を強打。
悶絶したギャランを足蹴にしてソファから落とした周子だが、不意にキョトンとした表情になると、あれ? と小さく疑問符を吐いた。もう一度肘を、今度はあえて大振りに振り、あたりを見回して。数度、くんくんと鼻を鳴らしてみる。
「ギャラン……なんかすごくいい匂いがする、んだけど」
「ああ、お前はいーい匂いだ、……いてっ、いたたいたいって周子、筋肉に守られてない無防備なとこをそんな風に突き上げんななんでそんな的確に急所を攻撃すん……く首が折れるッ!」
ギャランは懲りずにもう一度周子を押し倒したものの、顎を下からぐいぐいと押されて涙目で顎を上げた。
ギャランを押しのけて周子は、ガバリとソファにしがみつくようにして再び鼻を鳴らす。
「おい。抱くならおれはコッチ」
「バカ! いったい何があった?……っていうか、なにこの匂い。父さん……?」
不可思議な既視感に、周子は黒眉を寄せる。
「ああ、あの男の奇妙な匂いか。いんや、お前の親父なんかじゃあないぞ、お前のへんてこ親父はハッキリバッチリ既にガッツリ死んでるって聞いた、なにせロ」
ロレンスのお墨付きだ、そう言いかけて、ギャランはハッとして自分の口を押さえた。
「ろ!?」
周子の両目が真ん丸に見開かれる。
「あれ?」
ノックもせずに執務室のドアを開けたアシューが、ノブを握ったまま数秒、驚いたような、あるいはひどく意外そうな表情で硬直した。
「失礼しました、まさか執務室においでとは思いませんで。ギャラン王」
淡白にそう詫びると、手にした書類の束に目を落としながらそのまま執務室の中へと入室。
「王が執務室においでとは。とうとうやる気になられましたかすばらしい。シュルツ・ゲッターフィールドとの会見は一種のカンフル剤となったようですな」
いつもの渋面を笑顔に換えて。
実務一辺倒の堅物宰相アシューは、堂々と地雷のど真ん中を踏み抜いた。
「シュルツ?」
周子が聞き返す。途端にギャランが顔を顰めた。
「……おや周子殿。……なぜここに?」
「おれに会いに飛んできた」
ソファの背の向こうに周子を見つけたアシューは、一度訝しげな表情になったが、数拍たっぷり遅れてからようやく、しまった、といった表情になった。
ギャランがバリバリと金髪を掻き毟り、みるみるうちに不機嫌になりゆくのを目の当たりにしたからだ。周子の着衣は包みを破りかけた菓子か何かのごとく乱れており……邪魔をしたとなると最悪のタイミングである。
「お邪魔でしたか」
「邪魔だね」
とギャランは言ったが。
「邪魔じゃないよ」
踵を返しかけたアシューに間髪いれず周子が言い返した。そのひどく冷たい声のトーンに、一瞬部屋の空気に緊張が走った。
周子はアシューを睨み上げると、半ば捲れたキャミソールを下ろし、毅然とした態度で身なりを整えた。
「私がいない間に何があった、アシュー?」
不機嫌丸出しの鋭い声音。ぞっとしたアシューはただ黙ってギャランを見た。
「ではこのバカに聞こう、事と次第によっちゃこの金髪を殺す」
周子の黒目がギャランを見据える。
「で? 私に隠してたのか? 私がロレンスを探してるの知ってて? ギャラン?」
一度言葉を切って。
肚の底からこみ上げる怒りをそのまま露わに、問うた。
「貴様私に内緒でロレンスに会ってたのか?」
「違う」
「違わない、隠してたのか!」
周子の黒瞳に険しさが増す。
「貴様シュルツ・ゲッターフィールドとは以前から面識があったんだろが?」
怒りに満ちたそれはもはや完全に男言葉、性別を超えた強い弾劾は、声の色さえもっと太ければまさに屈強な男をそこに見た気になるだろう。
周子はすっくと立ち上がるとおもむろに室内を過ぎり、壁にめり込んだテレポ石を摘み上げたが、その手首をギャランが蹴り飛ばした。
ハッ、と息を飲む周子の呼吸音に続いて、
石が床を打つ乾いた音。
ギャランは周子を突き飛ばし、ダイブするようにして即座に拾い上げると、そのままテレポ石を窓の外へと放り投げた。
「なんてことすんの!」
周子が短く悲鳴を上げた。
舌打ち。撥ねるように身を翻した周子は執務室を飛び出した。
「追え! 絶対にセリアへは行かすな! 衛兵!」
声高にそう叫ぶや、ギャランは駆けつける衛兵よりも誰よりも先に飛び出し、廊下の先で、飛び掛るようにして周子を取り押さえた。
身体を強く床に押さえつけ、うつ伏せに組み敷いて身柄を確保する。暴れる周子を押さえ込む腕に力を込めると、ハッキリとその身体が軋むのが分かった。くぐもった悲鳴、勝気な黒い双眸の端に、痛みと憤懣の涙が滲むのを見た。それでも手加減は出来なかった。
「セリアには行かせん」
「なんで」
「お前はおれのだからだ」
一瞬の沈黙。
「じゃ、事情を聞いたらすぐに帰って来る」
返した周子の声は、驚くほど素早く、また冷静で素直だった。
「ロレンスと話がしたい。現状の把握がしたい。私にはその権利があるはずだ。私がなぜこの時代この国に飛んだのか、父さんはどうなったのか、牙の教徒や石の騒動、ミアムに何があったのか、あるいは……」
周子は一度言葉を切った。
「あるいはなんでロレンスと婚約したんだっけか、それらの記憶の欠落が補えれば、ひょっとしたら私はロレンスとはそういう仲ではなかったのかもしれない、婚約者だからとて私が身を任せるとは大間違いだ、私への情でなら、貴様、自分のほうが勝っていると思うんだろう、ギャラン?」
―――本当に怖いのは、魔法でも体術でも無ェ。
「まして貴様はタトゥーの主、私はこの呪には抗えぬ。一度放したぐらいで私が二度と戻らぬと思うのか? 会わせろ。とにかくセリアへ行きロレンスに会うだけだ、それなら構わないだろ」
矢継ぎ早に畳み掛けてくるこの交渉術。周子の本当の恐ろしさは、まさに美少女然としたその顔立ちや華奢な肢体に相手が油断した隙にこそ発露するといっていい。可憐な外見に甘くみてかかれば、彼女の頭の回転の速さ、確実に相手の心の隙を衝いてくる論理的な口の上手さ、そして物騒ともいえるほどの潔さとで、手酷いしっぺ返しを喰らうのは必至だ、そう思うなり怖気が背筋を走った。
「……嘘をついてんのはどっちだ」
―――会えば、周子は奴に夢中になる、あの黒目黒髪、それだけでもう十分だ。
あれは……周子に良く似ている、周子と同じ世界にいる男だ。ミアムの人間、というより、まさに周子と同じ血の者。黒目黒髪、闇の寵愛とも言うべきあの漆黒……周子にとって、あれはまさに修三の穴を埋めるに相応しい男だろう。
そう思った途端、強く体が震えた。
それは怯えだった、周子がまるで違う世界にいるという現実、どう逆立ちしても太刀打ちできぬ、そんな圧倒的な何か……強烈な血縛とも言うべき修三の存在に、周子とシュルツのその背後に、こことは違う全くの異界を見たかのような心地がした。
「香料なんぞ何処でも手に入る、たかが親父と同じ匂いがしたぐらいで騙されるな。よりによってセリアの宰相に興味を示すなど、勘弁してくれ、お前の男はおれ一人で十分だ、おれがロレンスだと何べん言ったら分かるんだ、アホかお前は」
そう言うと、押さえつけた手の下で周子がハッキリと、畜生、と呟くのが聞こえた。
刹那。
強靭な背筋で身を捩るなり、周子の関節がいやな音を立てた。ギャランがハッとしたその一瞬の隙を衝いて周子が撥ね起きる、ひゅん、と冷徹な空気の擦過音、無駄なく弧を描いた肘がギャランの右こめかみを痛打、次いで神速にして渾身の横蹴りが、予想外の重みをともなってその左耳に決まった。
「―――ってめっ」
脳への衝撃で視界が揺れる。
相手が周子だからとて打ち込む箇所を選ぶ余裕は無かった。腹と、後頸、確実に効く急所を反射的に打ち込んで、ギャランは体格の差に任せ周子を強引に投げた。床に叩き付け、身動きできぬよう強く押さえ付ける。
それでも逃げ出そうとする周子を、もう一度強く組み敷いて。
押さえつける拍子に顔をひどく打ったかもしれない、彼女を後ろ手に縛り上げ黒髪を掴んで引き起こした時に見た口許の痣に、
肌が、粟立った。
―――たかが、シュルツがそう名乗っただけで。
今こうして周子を前にした自分が、まるでおかしくなったと思う。激しい嫉妬と、これまで味わったことのない酷く強い焦燥を知った。
それはまるで、ひどく性質の悪い呪でも掛けられたような、感覚だった。
[tog]89:お前はおれのだからだ
Created: 2008-05-26
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突然背後から掛かった明るい声に、思わず飛び上がって振り返ったギャランは、どういうわけかそこに周子が立っているのを見た。
それこそ幻覚かと思ったが。
大慌てでまわりを見回すなり、飛びつくようにして応接テーブルの上の煙草の灰をずざーっと腕で払った、そして摘み上げた吸殻を窓から勢い良く放り投げる。
「? なにやってんのよ、ギャラン?」
「ななななんでもない!」
ギャランはばばっ、と窓を背に周子に叫んだ。
「あやしくないぞ! おれは浮気だってしてねぇしっ? おおおおおまおまおまえに疑われることなんざ何一つしてねぇぞ、なななんだよ突然ひょっこり現われやがって、ししし心臓に悪い」
「……噛みまくってるよ、ギャラン」
声のトーンも裏返ってる、と言って顰められた黒目は、訝しむその瞬間、まるで黒曜石のナイフのように鋭くなった。
熾烈な追及がなされるかと思うなりギャランはどっと冷や汗が噴き出すのを感じた。まさにすれ違い、あとほんの少しどちらかが遅かったり早かったりしたら遭遇していたはずだ、ていうかあいつは一体なんだったんだ? シュルツの意図を測ろうとしたが、却って頭の中が混乱した。
だが一拍置いてから、まあいいや、とあっさり追及を止めた周子の様子はむしろ軽薄で。
唐突な肩透かしでもくらったような気分、ギャランは空気を読まぬそんな周子を見て、ああ、やっぱり似ている、と思った。
―――似てる、って……
予感が確信に変わる瞬間が、これほどぞっとするものだとは、思ったことはなかった。
「……ギャラン? なんだかすんごく顔色悪いけど、大丈夫?」
「え?」
大丈夫? ともう一度聞いて来る。小首を傾げ、下から顔を覗き込んでくるその黒目の愛らしさは尋常ではなかった、ほんの少しの間会わずにいただけで、愛しさ倍増に見えるのは何かの罠だろうかと真剣に疑う。
「だ、だいじょうぶもなにも」
思わず周子の頭を撫でた。こしのある黒髪が指の間をしなやかに通る感触をしみじみ堪能して。
「お前こそなんでこんなところにいやがる」
「ルシウスがテレポ石をくれた。一足先に帰ってきちゃった。馬車で一日半だなんて、行きだけでもう十分、飽きたよーぅ、うんざり。つまりあんたに会いたかったのよ」
ギャランは、その黒目の不安定な揺れ具合を見、ああ、とようやく気が付いた。同時に何かものすごく残念な気持ちになった。
改めて周子の顔を覗き込む。
「どうしたんだ。タトゥーの所為か。あの後また何かあったのか。魔力をえらく使いすぎたんだろ、残念だがお前がその口でおれに会いたいなんて、そうそう言うはずが無ぇ。……んな可愛い顔しやがっ……う? ぇえ!?」
周子の手が伸びる、首っ玉をぎゅっと抱きしめられた、と思ったら、唇が触れた。
「……ちょっ、周……」
「好き」
―――好きぃ!?
周子の唇が角度を変えてもう一度、ふわっと唇を重ねてくる。柔らかな感触と濡れた質感、唇から首筋へぞくぞくっと鳥肌立つような感覚が鮮明に疾る、甘い嘆息、重ねた唇から周子の小動物のような舌がやわらかく絡んで……
「ちょっ、ちょっと……周子、んんぅ」
ぷはっ、と強引に唇を外したが、二人の軸がぶれた拍子にそのまま床の上に押し倒された。腰の上には馬乗りになった周子。鼠を捕まえた猫のような、らんらんと輝く黒瞳。好奇心旺盛な、満面の笑み。
「しよ」
「しようって、いや待て何をやらかしてきたんだ、お前がそんな風になるってこたロクでもねぇに違いな……あっ、ちょっ、周……こ、こぉらっ嫁入り前の娘さんがソンなトコを咥えてはいけません!」
しょうがねぇな! と嬉しそうに唸ってギャランはガバリと身を起こすと、周子を下に組み敷こうとしたが。
「いたっ、いたたたたたた痛いって!」
周子がたちまち悲鳴を上げた。
「ちょちょっと待ったいまいますぐ外してや……」
ズボンの金具に引っ掛かった周子の黒髪を手繰るギャランの言葉はむしろすすり泣きに近い熱い嘆息、だがその突然の痛みは周子を正気に返らせるのに十分だった。
「い、いまとれるから咥えてて」
「へっ?」
肩を震わせるようにして吐いた溜め息まじりのギャランの甘い声、絡まった髪をそのままひと房引っぱられるようにして近づけられたソレに、周子はたちまち真っ赤になると、
「ちょ……な、なにさせんのよ! バカッ!」
ギャランの頬に渾身の張り手を一発見舞った。
髪のちぎれる嫌な音と共に奇妙な悲鳴を上げてギャランを突き飛ばした周子。
「……私、今あんたに何した?」
「な、なにってそら……」
イーイことだろが、と答えたギャランは、周子の目線が改めて下方向に落ちるのを見、その瞬間、周子の黒瞳が困惑から憤りに塗り替えられるのを見た。
「今の、忘れて!」
そう叫ぶなり、周子は頭を抱え床に額を打ちつけた。
「……よくも嵌めたな、嫌がらせだ、絶対きっと嫌がらせだ、ルシウスの野郎今度会ったらまじでぶっ殺す」
目を三角にして嫌悪を露わに周子は肩を怒らせた。
―――こえぇ、
「いや待て」
ギャランはそう言って真顔になった。
首を捻る。
「なぁ今……おれは何か今、すげぇいいタイミングつーか非常に貴重な機会を逃した気がする、お前に迫られるだなんてそうそうな……」
「うっさいわ、ボケ!」
罵声と共に周子のサンダルが片方飛んできた。憤怒の表情でこちらを睨んでくるその険しさは、さっきまでの可愛らしさとはまるで別人、むしろこれこそ別人だと思いたい。
「今度やったら殺す!」
「! やったのはお前じゃん!」
そりゃあんまりだ、ギャランが思わず即座に言い返すなり、
ビュッ、とギャランの眉間ど真ん中目掛け、周子の握っていた赤い魔石が飛んできた。咄嗟に避けた己の背後で、石が壁にめり込む鈍い音が響いた。
―――死ぬ、当たれば死ぬ、死ねる、間違いなく死んでた。
さあっと、血の気の引く音というものをギャランは自分の耳ではっきり聞いた。
―――ああ、だがしかし。
―――これは、これで、おれの、おれの周子だ……
こんな瞬間瞬間にも、その存在の強さを愛しく思うのは何だろう、知れず溜息が漏れた。
さっさとパンツ穿きやがれこのエロ国王、周子の喚くそんな罵倒だっていとおしく思えもするから重症だ、うんうんと一人うなずきながら、ギャランはズボンを上げなおすと、
「とととととにかく、具合は大丈夫なのか? お前がそんなになるってこた、……何かやらかしてきたんだろが?」
まあ座れや、とギャランは周子を床から引き起こしてソファに下ろした。
水を一杯グラスに汲んでやると、ぐふう、と獣のような喉音を立てて飲み干して、そうしてようやく周子は怒気を収めたらしかった。
「もうとにかく疲れてて」
はあっ、と大きく息をつく。
「でこのザマ様か?」
ギャランが隣に腰を下ろすと、周子はじろりと一瞥、眼差しで肯定。
「タトゥーの所為よ、責任取りなさいよ」
「お、おうよ」
ギャランはそう答え。
沈黙。
情報と感情の伝達に時間が掛かった。ギャランはしばらくの間、そのまま固まったように沈黙していたが、やがて急にソファから立ち上がった。
「お、おまおまおまおまおまえ、いいこと言った、いまなんかすんげーいいこと言った、聞いたぞ、おれは聞いたぞ、ハートにずっきゅーん! と! 責任ならもういくらでもなんぼでもとる責任万歳!」
そう叫んで周子を抱きしめるなり、
「ああ、好きだー周子」
にゃうー、とたちまち猫のようになって周子の胸元に金髪をなすりつけた。
「やっぱおれに抱かれにきたのだな」
「死にたいのッ!?」
眉を吊り上げる周子。すぐさまその肘がギャランの眉間を強打。
悶絶したギャランを足蹴にしてソファから落とした周子だが、不意にキョトンとした表情になると、あれ? と小さく疑問符を吐いた。もう一度肘を、今度はあえて大振りに振り、あたりを見回して。数度、くんくんと鼻を鳴らしてみる。
「ギャラン……なんかすごくいい匂いがする、んだけど」
「ああ、お前はいーい匂いだ、……いてっ、いたたいたいって周子、筋肉に守られてない無防備なとこをそんな風に突き上げんななんでそんな的確に急所を攻撃すん……く首が折れるッ!」
ギャランは懲りずにもう一度周子を押し倒したものの、顎を下からぐいぐいと押されて涙目で顎を上げた。
ギャランを押しのけて周子は、ガバリとソファにしがみつくようにして再び鼻を鳴らす。
「おい。抱くならおれはコッチ」
「バカ! いったい何があった?……っていうか、なにこの匂い。父さん……?」
不可思議な既視感に、周子は黒眉を寄せる。
「ああ、あの男の奇妙な匂いか。いんや、お前の親父なんかじゃあないぞ、お前のへんてこ親父はハッキリバッチリ既にガッツリ死んでるって聞いた、なにせロ」
ロレンスのお墨付きだ、そう言いかけて、ギャランはハッとして自分の口を押さえた。
「ろ!?」
周子の両目が真ん丸に見開かれる。
「あれ?」
ノックもせずに執務室のドアを開けたアシューが、ノブを握ったまま数秒、驚いたような、あるいはひどく意外そうな表情で硬直した。
「失礼しました、まさか執務室においでとは思いませんで。ギャラン王」
淡白にそう詫びると、手にした書類の束に目を落としながらそのまま執務室の中へと入室。
「王が執務室においでとは。とうとうやる気になられましたかすばらしい。シュルツ・ゲッターフィールドとの会見は一種のカンフル剤となったようですな」
いつもの渋面を笑顔に換えて。
実務一辺倒の堅物宰相アシューは、堂々と地雷のど真ん中を踏み抜いた。
「シュルツ?」
周子が聞き返す。途端にギャランが顔を顰めた。
「……おや周子殿。……なぜここに?」
「おれに会いに飛んできた」
ソファの背の向こうに周子を見つけたアシューは、一度訝しげな表情になったが、数拍たっぷり遅れてからようやく、しまった、といった表情になった。
ギャランがバリバリと金髪を掻き毟り、みるみるうちに不機嫌になりゆくのを目の当たりにしたからだ。周子の着衣は包みを破りかけた菓子か何かのごとく乱れており……邪魔をしたとなると最悪のタイミングである。
「お邪魔でしたか」
「邪魔だね」
とギャランは言ったが。
「邪魔じゃないよ」
踵を返しかけたアシューに間髪いれず周子が言い返した。そのひどく冷たい声のトーンに、一瞬部屋の空気に緊張が走った。
周子はアシューを睨み上げると、半ば捲れたキャミソールを下ろし、毅然とした態度で身なりを整えた。
「私がいない間に何があった、アシュー?」
不機嫌丸出しの鋭い声音。ぞっとしたアシューはただ黙ってギャランを見た。
「ではこのバカに聞こう、事と次第によっちゃこの金髪を殺す」
周子の黒目がギャランを見据える。
「で? 私に隠してたのか? 私がロレンスを探してるの知ってて? ギャラン?」
一度言葉を切って。
肚の底からこみ上げる怒りをそのまま露わに、問うた。
「貴様私に内緒でロレンスに会ってたのか?」
「違う」
「違わない、隠してたのか!」
周子の黒瞳に険しさが増す。
「貴様シュルツ・ゲッターフィールドとは以前から面識があったんだろが?」
怒りに満ちたそれはもはや完全に男言葉、性別を超えた強い弾劾は、声の色さえもっと太ければまさに屈強な男をそこに見た気になるだろう。
周子はすっくと立ち上がるとおもむろに室内を過ぎり、壁にめり込んだテレポ石を摘み上げたが、その手首をギャランが蹴り飛ばした。
ハッ、と息を飲む周子の呼吸音に続いて、
石が床を打つ乾いた音。
ギャランは周子を突き飛ばし、ダイブするようにして即座に拾い上げると、そのままテレポ石を窓の外へと放り投げた。
「なんてことすんの!」
周子が短く悲鳴を上げた。
舌打ち。撥ねるように身を翻した周子は執務室を飛び出した。
「追え! 絶対にセリアへは行かすな! 衛兵!」
声高にそう叫ぶや、ギャランは駆けつける衛兵よりも誰よりも先に飛び出し、廊下の先で、飛び掛るようにして周子を取り押さえた。
身体を強く床に押さえつけ、うつ伏せに組み敷いて身柄を確保する。暴れる周子を押さえ込む腕に力を込めると、ハッキリとその身体が軋むのが分かった。くぐもった悲鳴、勝気な黒い双眸の端に、痛みと憤懣の涙が滲むのを見た。それでも手加減は出来なかった。
「セリアには行かせん」
「なんで」
「お前はおれのだからだ」
一瞬の沈黙。
「じゃ、事情を聞いたらすぐに帰って来る」
返した周子の声は、驚くほど素早く、また冷静で素直だった。
「ロレンスと話がしたい。現状の把握がしたい。私にはその権利があるはずだ。私がなぜこの時代この国に飛んだのか、父さんはどうなったのか、牙の教徒や石の騒動、ミアムに何があったのか、あるいは……」
周子は一度言葉を切った。
「あるいはなんでロレンスと婚約したんだっけか、それらの記憶の欠落が補えれば、ひょっとしたら私はロレンスとはそういう仲ではなかったのかもしれない、婚約者だからとて私が身を任せるとは大間違いだ、私への情でなら、貴様、自分のほうが勝っていると思うんだろう、ギャラン?」
―――本当に怖いのは、魔法でも体術でも無ェ。
「まして貴様はタトゥーの主、私はこの呪には抗えぬ。一度放したぐらいで私が二度と戻らぬと思うのか? 会わせろ。とにかくセリアへ行きロレンスに会うだけだ、それなら構わないだろ」
矢継ぎ早に畳み掛けてくるこの交渉術。周子の本当の恐ろしさは、まさに美少女然としたその顔立ちや華奢な肢体に相手が油断した隙にこそ発露するといっていい。可憐な外見に甘くみてかかれば、彼女の頭の回転の速さ、確実に相手の心の隙を衝いてくる論理的な口の上手さ、そして物騒ともいえるほどの潔さとで、手酷いしっぺ返しを喰らうのは必至だ、そう思うなり怖気が背筋を走った。
「……嘘をついてんのはどっちだ」
―――会えば、周子は奴に夢中になる、あの黒目黒髪、それだけでもう十分だ。
あれは……周子に良く似ている、周子と同じ世界にいる男だ。ミアムの人間、というより、まさに周子と同じ血の者。黒目黒髪、闇の寵愛とも言うべきあの漆黒……周子にとって、あれはまさに修三の穴を埋めるに相応しい男だろう。
そう思った途端、強く体が震えた。
それは怯えだった、周子がまるで違う世界にいるという現実、どう逆立ちしても太刀打ちできぬ、そんな圧倒的な何か……強烈な血縛とも言うべき修三の存在に、周子とシュルツのその背後に、こことは違う全くの異界を見たかのような心地がした。
「香料なんぞ何処でも手に入る、たかが親父と同じ匂いがしたぐらいで騙されるな。よりによってセリアの宰相に興味を示すなど、勘弁してくれ、お前の男はおれ一人で十分だ、おれがロレンスだと何べん言ったら分かるんだ、アホかお前は」
そう言うと、押さえつけた手の下で周子がハッキリと、畜生、と呟くのが聞こえた。
刹那。
強靭な背筋で身を捩るなり、周子の関節がいやな音を立てた。ギャランがハッとしたその一瞬の隙を衝いて周子が撥ね起きる、ひゅん、と冷徹な空気の擦過音、無駄なく弧を描いた肘がギャランの右こめかみを痛打、次いで神速にして渾身の横蹴りが、予想外の重みをともなってその左耳に決まった。
「―――ってめっ」
脳への衝撃で視界が揺れる。
相手が周子だからとて打ち込む箇所を選ぶ余裕は無かった。腹と、後頸、確実に効く急所を反射的に打ち込んで、ギャランは体格の差に任せ周子を強引に投げた。床に叩き付け、身動きできぬよう強く押さえ付ける。
それでも逃げ出そうとする周子を、もう一度強く組み敷いて。
押さえつける拍子に顔をひどく打ったかもしれない、彼女を後ろ手に縛り上げ黒髪を掴んで引き起こした時に見た口許の痣に、
肌が、粟立った。
―――たかが、シュルツがそう名乗っただけで。
今こうして周子を前にした自分が、まるでおかしくなったと思う。激しい嫉妬と、これまで味わったことのない酷く強い焦燥を知った。
それはまるで、ひどく性質の悪い呪でも掛けられたような、感覚だった。
[tog]89:お前はおれのだからだ
Created: 2008-05-26
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- 2008-05-26 15:34
- カテゴリ : 「タトゥー・オブ・ギャラン」/長編/連載中
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